Cネットワークインフラの問題解決
工場内のネットワークは、距離が長くなるので、主に光ケーブルによるLANを構築しています。既存ネットワークインフラを利用できる場合は、VLANによる仮想分離した専用ネットワークを作ります。しかし、監視システム用ネットワークと構内の基幹ネットワークのインフラを共用しない場合は、データ伝送用のLANの延長距離を左図のような仕組みで新設、距離を拡張します。
D中央監視センター
ネットワークカメラによる中央監視には、ネットワーク負荷の分散や管理PCのCPU負荷の分散など画像の転送レートによる負荷軽減の対策も必要となる。
大画面モニタによる分割表示と複数PC/複数モニターによる表示などシステムの使い勝手によりシステム構成が選択可能。
E録画装置
連続録画データの保存には、大規模なストレージが必要になる。NASや外付けHDDはコスト対効果の高い選択肢である。ハードディスクの増設や交換、バックアップ機能も柔軟に作れるネットワークカメラシステムの強みです。
NVRソフト
主にNVR(Network Video Recorder)は、ネットワークカメラのメーカー側が独自開発して、自社のネットワークカメラのみを対象にした統合管理・監視ソフトウェアとして無償配布するケースが多い。独自開発のメリットは、自社製のネットワークカメラをLAN上で自動探知(オートサーチ)して、NVRソフトへの自動登録や録画設定など使いやすさを網羅したメリットを出している。
ACTi社:NVR3.0 TRENDnet:SecureViewPro
スタンドアロン型
スタンドアロン型NVRの特徴は、パソコンを常時起動させていなくてもモニタリングや設定した録画アクションが継続できるということ。NVRにはマルチベンダー型が少ないが、ROD社が製造販売するVioStarシリーズは数少ないマルチベンダー型NVRで、しかもスタンドアロン型のアプライアンスサーバーなので、安定した連続録画や録画データの管理、セキュリティなどにメリットがあります。 |